Divercia 2nd

Divercia / Cycle of Zero


2004年、Karmageddon Media。フィンランド。Vo,Gt×2,Ba,Dr,Key。
シンフォニック･ゴシック・デス･メタル･バンドの2nd。フィンランドらしい哀愁を帯びたメロディをのせたメロディック･ゴシック/デス･メタルです。全編でKeyが活躍しているのでNightwishのようなシンフォニック･メタルっぽさも感じられますが、VoはところどころでHIMのVille Valoを思わせるようなメランコリックゴシックっぽい気だるい声と吐き捨て型のデスヴォイスを操ります。
とにかくメロディアスなKeyがポイントですね。キラキラしていたりデジタルだったりと多彩な装飾が非常に素晴らしいです。GtもなかなかKeyに負けないよう頑張っているし、Voのノーマルヴォイスはゴシックな雰囲気が出ていて結構好みです。

1.Of Steel & MenはアップテンポでメロディアスなGtとKeyが印象的な曲。オーケストラヒットを多用していて2ndの頃のNightwishっぽい気もしますね。2.Iron Hearted CrossはデジタルなKeyがめまぐるしく駆け巡るスピーディな曲。3.OverwhelmingはPVにもなっているキャッチーでノリの良い曲。この曲でのVoはなかなか頑張っていますよ。
6. 7.62はゴシック風のゆっくりめの曲。サビのメランコリックなコーラスがツボです。
9.God for Goldはメロディが良くノリのいいスピード･ナンバー。間奏のギター･ソロもカッコいい。

即効性のあるメロディの曲がほとんどで非常に気に入りました。9曲40分と短いのが不満点ですが、実際はこれくらいの方が集中して聴けるのかも。
アートワークはKristian Jokelaという人。何が描かれているのかよくわからない＾＾；


First Impression: ★★★★★
Rating: ★★★★★

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